今後の開催予定です
2024年6月27日(木)から5日間
作家、正午さん(@si0_g0)による個展
「抱きしめるために生む道具なら絶対。」
が開催されます
是非お立ち寄りください
==以下引用==
正午 個展
「抱きしめるために生む道具なら絶対。」
6/27(木)-7/1(月)
11:00-20:00
(※最終日のみ11:00-17:00)
学生時代から作り続けたぬいぐるみ作品を展示する自己紹介的個展。
みんななかよく世界中のひとと手を取りあって輪になれますようにと店頭に正しくきれいに並んでいる博愛の塊たちと目を合わせてみる。
あまりにも尊くて抱えてハシャいでみても、自分の正しくないところもすべて見てきた自分だから、汚したくないし「正しく」汚されたくもなくなってきていつのまにか「みんな」「なかよく」の抱擁の外側に居る。
外から「みんな」を眺めてみる。誰にも抱きしめられない永遠の寒さに芯から凍えはじめる。ひと一人として孤独を克服することはできない。
余剰に用意された型にハマればいつでも「みんな」になれるのならば、こんなにも苦痛で生臭い真心なんて捨てて「正しく」なってしまおうか。
絶対に嫌だ。
そこで抱きしめられるのは型どおりの外側だけで、生きた体があってもおれが他の誰でもないおれだという証明であるはずの真心なんか見向きもされないから。真心こそがひとの核なのだから、捨てられない。
私は私の真心を、体が朽ち尽きる時まで捨てないために、素直な心を内臓として布の体に詰め込む。抱きしめたとき、私の分身となり、お互いの愛で心を増幅して守りあう装置として、ぬいぐるみを作り続ける。
「みんな」の輪の外でも、ひとりで抱擁の光を放ちたい。あなたを愛の光で突き刺したい。それができてこそ絶対、抱きしめるために生む道具。
==引用ここまで==